北朝鮮、南北連絡事務所を爆破 韓国が確認

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北朝鮮、共同連絡事務所を爆破

韓国ソウル(CNN) 北朝鮮は16日、韓国との接触窓口として南北軍事境界線沿いの開城(ケソン)に設けられた共同連絡事務所を爆破した。韓国当局が確認した。

韓国側から同日午後、現場で立ち上る黒い煙が目撃された。

北朝鮮の国営メディアは、連絡事務所が現地時間午後2時50分ごろ、爆発によって完全に破壊されたと伝えた。

連絡事務所は2018年に南北首脳会談での合意に基づいて開設された4階建ての施設。韓国統一省によると、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1月30日に閉鎖され、その後韓国側の当局者は訪れていない。

北朝鮮は、韓国の脱北者団体が風船を使って金正恩(キムジョンウン)体制批判のビラをまいている活動に対し、敵対行為の停止を明記した南北合意に違反するとして強く反発。先週、首脳間のホットラインを含む韓国との通信を全面的に遮断すると発表した。

南北軍事境界線沿いの開城に設けられた共同連絡事務所/Yonhap News Agency/Reuters
南北軍事境界線沿いの開城に設けられた共同連絡事務所/Yonhap News Agency/Reuters

体制のナンバー2とされる正恩氏の妹、金与正(キムヨジョン)党第1副部長は同団体を「裏切り者」「人間のくず」と批判して、韓国側に取り締まりを要求。13日の談話では、連絡事務所が跡形もなく崩れる場面がまもなく見られるだろうと予告していた。

北朝鮮の国営メディアには16日、集中的な報復作戦を開始したとの声明が掲載された。

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