先住民の死亡率が2倍の水準、新型コロナ感染 ブラジル

リオデジャネイロの墓地に埋葬される棺。新型コロナウイルスに感染した先住民の死亡率が他のブラジル人と比較して2倍の水準にあることがわかった/Buda Mendes/Getty Images

リオデジャネイロの墓地に埋葬される棺。新型コロナウイルスに感染した先住民の死亡率が他のブラジル人と比較して2倍の水準にあることがわかった/Buda Mendes/Getty Images

(CNN) ブラジル先住民連合(APIB)は24日までに、新型コロナウイルスに関連し感染した先住民の間の死亡率は他のブラジル人と比べ2倍の水準にあると報告した。

同連合は先住民90万人の感染者数や死亡件数を調べている。確認された感染者数は980人以上、死者は少なくとも125人とし、死亡率は12.6%と説明。他のブラジル人は6.4%とした。

先住民は学業や仕事の確保でより大きな町や都市部へ移り、公共サービスの提供が乏しい劣悪な住宅環境に直面する事例が多い。結果的に健康障害を被る危険性が高い。

一方、遠隔地に住む先住民族は基礎的な公衆衛生対策が貧弱で、関連施設もないような環境の中で暮らしている。

ブラジルでは今年4月、アマゾン地域の村落に住んでいた先住民ヤノマミ族の15歳少年が新型コロナに感染し死亡した。先住民の間の最初の犠牲者の1人だった。

ブラジルではここに来て新型コロナウイルスの感染者や死者の増加が目立つ。同国保健省は23日、国内で新たに1万6508人の感染が判明、総数は34万7398人に達したと報告した。死者数は1日で965人増え、合計で2万2013人となった。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、ブラジルの感染者の総数は世界規模ではロシアを抜き米国に次いで2番目に多い。

ブラジルではまた、「ファベーラ」と呼ばれるスラム街でも発症例が報告され、爆発的な流行への警戒が高まっている。貧困層が集中する人口密集地でもあるファベーラには全国規模で推定1300万人の住民が居住。最低賃金もしくはそれ以下の収入で毎日を暮らし、仕事は新型コロナで打撃を受けた職種に頼っている。

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