終末時計、過去最短の「残り100秒」に 核兵器や気候変動の脅威増大

米科学誌が「終末時計」を「残り100秒」と公表した/Bulletin of Atomic Scientists

米科学誌が「終末時計」を「残り100秒」と公表した/Bulletin of Atomic Scientists

(CNN) 米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は23日、地球滅亡までの時間を表す「終末時計」の針を進め、午前0時までの残り時間を過去最短の「100秒」とした。

終末時計の午前0時は世界の終わりを象徴的に示す。同誌は毎年、現在時刻を決定している。

同誌のレイチェル・ブロンソン社長は声明で、「我々は今回、世界がどれだけ破滅に近づいているかを時間でも分でもなく、秒で示している」と説明。「真の緊急事態に直面している」とし、もはやいかなる誤りや遅れも許されない状況だとの見方を示した。

ブロンソン氏によると、終末までの残り時間を判断する要因としては主に、核兵器と気候変動の脅威が挙げられる。

終末時計が創設されたのは1947年。当時は米国とソ連が核軍拡競争に向かっており、人類にとって最大の脅威は核戦争だった。

しかしブロンソン氏はCNNの取材に、「2007年になり、気候変動を考慮することなしに世界滅亡の問いに答えることはできないと思うようになった」と説明。近年では、人工知能(AI)や遺伝子編集、サイバー脅威などの他の「破壊的技術」にも目を向け始めたという。

終末時計は18年に午後11時58分に設定され、北朝鮮の核兵器や気候変動の脅威にさらされた19年にも針は動かなかった。しかし昨年1年でこうした脅威が一層高まったことから、午前0時までの残り時間を過去最短にするという判断に至った。

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