プエルトリコでまた地震、M5.9 被害額120億円か

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プエルトリコで11日にまた地震が発生した/CNN

プエルトリコで11日にまた地震が発生した/CNN

プエルトリコ・ポンセ(CNN) 米地質調査所(USGS)は11日、カリブ海の米自治領プエルトリコで米東部時間の同日午前8時ごろ、マグニチュード(M)5.9の地震が発生したと報告した。

震源は同自治領インディオスから南へ約8マイル(約13キロ)離れたカリブ海域で、震源の深さは6.2マイル。USGSは当初、M6.0と観測していた。

プエルトリコでは先週、地震が多発し、7日にはM6.4の揺れで少なくとも1人が死亡し、民家が倒壊する被害が発生。全土の大半が停電ともなった。10日午後にはM5.2の地震も続いていた。

相次ぐ地震に南部などで住民の不安が募っている。11日の地震を受けポンセにある国際空港では乗客らがターミナルビルから慌てて外へ逃げる姿が見られた。また、近くにある歴史的な建物では屋根や正面の構造物が一部崩れた。

余震の多発で居住先を離れた家族は数千世帯とされ、スタジアムや野原、高速道路近くなどを寝場所にしている。

人々が避難所として利用している野球場/Carlos Giusti/AP
人々が避難所として利用している野球場/Carlos Giusti/AP

電力管理当局によると、11日午後の段階で顧客約5万9000人が停電に見舞われている。11日の地震の数時間前には電力復旧は95%完了したと報告されていた。

一連の地震を受けバスケス知事は大規模な災害宣言を11日に出し、米連邦政府に対し島南部の町への追加援助を求めた。記者団に地震による被害額は推定1億1000万ドル(約120億円)とした。

プエルトリコで昨年12月28日以降に起きたM2.0以上の地震は約500回。2017年にはハリケーン「マリア」の襲来で甚大な被害が出たが、その復旧もはかどっていない。

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