イランによるミサイル攻撃、米軍駐留基地の損害は

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イランによるミサイル攻撃の損害が人工衛星からの画像によって明らかになった/Planet Labs

イランによるミサイル攻撃の損害が人工衛星からの画像によって明らかになった/Planet Labs

(CNN) イラクにある米軍駐留基地に対してイランが行ったミサイル攻撃について、人工衛星からの画像によって被害の様子が判明しつつある。

イラク軍は声明で、イランが8日未明にイラクの基地に対して22発のミサイルを発射し、そのうち17発がアサド空軍基地に着弾したと述べた。

アンバル州にあるアサド空軍基地には米軍が駐留しており、トランプ米大統領やペンス米副大統領が訪問したこともある。

複数の米政権当局者によれば、政権内の一部では、イランがミサイル攻撃を行った際、意図的に米国人が居住する場所を避けたとの見方が広がりつつある。

しかし、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は異なった見方をしているようだ。ミリー氏は8日、記者団に対し、自分自身の評価として、イランは建物や車両、設備、航空機の破壊と人員の殺害を意図していたと指摘した。

トランプ大統領によれば、米国人にもイラク人にもミサイル攻撃による犠牲者は出ていない。

プラネット・ラブズが12月25日と1月8日に撮影した衛星画像からは、ミサイル攻撃による損害の様子がみてとれる。

目に見える一番大きな違いは、滑走路近くのコンクリートの1区画だ。建物がクレーターとなっているように見える。5つ並んだ中の真ん中の建物や近くの建物に被害が出ているようだ。専門家によれば、ヘリコプターが見えることから、米軍が使用していた箇所が攻撃を受けた可能性があるという。

そのほか、約610メートル離れた建物などにも損害が見られた。こうした建物が何に使われていたのかは不明。

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