中国初の国産空母、訓練で南シナ海へ向かう

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中国初の国産空母「山東」が南シナ海に向けて出港したという/AFP/Getty Images

中国初の国産空母「山東」が南シナ海に向けて出港したという/AFP/Getty Images

(CNN) 中国海軍の報道担当者は26日までに、今月就役した同国初の国産空母「山東」が訓練と研究目的で南シナ海へ向かったことを明らかにした。

中国人民解放軍の英語のサイト上で述べた。沿岸諸国・地域間で主権論争が続く南シナ海の現在の環境とは一切関係がないとも指摘。「訓練は空母建造の過程の中で通常の手続きであり、特定の標的を想定したものではない」とも述べた。

また、国営紙の環球時報は南シナ海への派遣は山東の乗員が将来的にしばしば航行するであろう海域に習熟させるのが目的との記事を掲載。訓練で成果が得られれば山東は最終的に海南省三亜港を母港にするだろうとも示唆した。

同港については南シナ海に近く、台湾とも遠く離れていないとも付け加えた。

海軍によると、山東は23日、台湾海峡を通過した。

山東は今月17日、三亜で就役式典を実施していた。ただ、海軍の報道担当者は今回、正式な就役はいまだなされていないとの見方も示した。

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