豪州の山火事続く、死者3人 首相も休暇から帰国

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オーストラリアのモリソン首相。休暇に出かけたことについて、国内に不安を引き起こしたことは認識していると述べた/Tracey Nearmy/Getty Images AsiaPac

オーストラリアのモリソン首相。休暇に出かけたことについて、国内に不安を引き起こしたことは認識していると述べた/Tracey Nearmy/Getty Images AsiaPac

(CNN) オーストラリア南部で大規模な森林火災が依然として猛威を振るっているのを受け、同国のモリソン首相は家族を伴っての海外休暇から帰国した。この火災では先週の時点で、ボランティアの消防士など3人が死亡している。

ハワイでの休暇を切り上げて帰国したモリソン首相は22日、記者会見で休暇に出かけた自身の判断が適切ではなかったとの認識を表明。「国内に大きな不安を引き起こしたことは承知している」と語った。

数千人の消防士が消火作業に従事する中、クリスマス前の休暇に出かけたモリソン首相に対しては強い批判の声が巻き起こっていた。会見で同首相は、こうした批判を受け入れると述べた。

南東部ニューサウスウェールズ(NSW)州の消防当局によると、22日の早い時間帯で火の手が上がり続けている地点は州内で105カ所を超えていた。そのうちの約59カ所は現在も鎮火できていないという。

同州はこの2カ月で2度目となる非常事態を宣言している。

強風と記録的な気温上昇により、火災の被害は拡大。NSW州の気象当局は22日に気温が低下すると予測したものの、それでも沿岸部を除く多くの地域は引き続き相当な高温状態に置かれるとの見通しを発表した。

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