マレロ氏が首相就任 故カストロ氏以来43年ぶり キューバ

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ミゲル・ディアスカネル大統領と抱擁をかわすマヌエル・マレロ氏=21日、キューバ・ハバナ/Ramon Espinosa/AP

ミゲル・ディアスカネル大統領と抱擁をかわすマヌエル・マレロ氏=21日、キューバ・ハバナ/Ramon Espinosa/AP

(CNN) カリブ海の社会主義国キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は21日、40年以上廃止されていた首相職に現観光相のマヌエル・マレロ氏を任命した。

キューバでは故フィデル・カストロ氏が1959年から首相を務めたが、76年に同氏が国家評議会議長として全権を掌握し、首相職は廃止されていた。

21日の国会ではマレロ氏の任命が全会一致で承認され、副首相や閣僚評議会のメンバーも任命された。

マレロ氏は軍の大佐を経て、過去16年近く観光相を務めてきた。観光業はキューバにとって重要な外貨収入源のひとつだ。

首相の任期は5年。10月に国家評議会議長から大統領職に就いたディアスカネル氏と、共産党第1書記として影響力を維持するフィデル氏の実弟、ラウル・カストロ氏の下で日々の政権運営を担う。

同国では今年2月の国民投票で、私有財産や外国からの投資を保護する憲法改正案が承認された。新憲法によって大統領と首相のポストが復活し、大統領の任期は5年2期までに制限されたが、共産党の一党支配は続いている。

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