ロヒンギャ迫害で提訴されたミャンマー政府、スーチー氏が弁護を主導

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アウンサンスーチー国家顧問/FRANCK ROBICHON/AFP/Getty Images

アウンサンスーチー国家顧問/FRANCK ROBICHON/AFP/Getty Images

(CNN) ミャンマーの民主化指導者としてノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー国家顧問が、少数派イスラム教徒ロヒンギャに対するジェノサイド(大量虐殺)の罪で訴えられたミャンマー政府を代表して、弁護を主導することになった。

国家顧問事務所は20日、スーチー氏が率いる弁護団をオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)に派遣すると発表した。この問題では、ミャンマーが大量殺人や強姦(ごうかん)、集落の破壊などを通じてロヒンギャをせん滅する目的で「ジェノサイド行為」を行ったとして、西アフリカの小国ガンビアがICJに訴えを起こしていた。

ミャンマー軍が2016年にロヒンギャに対する攻撃を開始して以来、隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャは74万人以上に上る。ミャンマーは一貫して、テロ掃討が目的だったと主張してきた。

国家顧問事務所はフェイスブックを通じ、「国家顧問は外務統一相としての立場において、ハーグ派遣チームを率い、ICJでミャンマーの国益を守る」と表明した。

ICJによると、初の公聴会は12月10日と12日に開かれる。

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