トルコ、ISIS戦闘員の本国送還を開始

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トルコのエルドアン大統領とトランプ米大統領=13日、ワシントンDC/Alex Wong/Getty Images

トルコのエルドアン大統領とトランプ米大統領=13日、ワシントンDC/Alex Wong/Getty Images

(CNN) トルコが拘束している過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の戦闘員とされる外国人について、米国と英国、ドイツへの送還を開始した。

トルコ内務省によると、ISISの戦闘員だった疑いのある米国人1人と、英国人1人、ドイツ人7人を本国に送還する。

英ロンドン警視庁は14日、トルコからロンドンのヒースロー空港に到着した英国人の男(26)を、シリア関連のテロにかかわった容疑で逮捕したと発表した。

警察は、逮捕された男がトルコから送還された容疑者だったのかどうかについては確認していない。

一方、米国人の容疑者は当初、本人の求めに応じて11日にギリシャに移送されたが、ギリシャが受け入れを拒んだため、国境間の緩衝地帯で数日間にわたって足止めされていた。

トルコのエルドアン大統領は13日に米ホワイトハウスでトランプ大統領と会談し、ISISとの戦闘などについて協議していた。これを受けて米国側が渡航文書の発行を約束し、トルコが外国人戦闘員を送還する手続きに着手した。

エルドアン大統領は共同記者会見で、ISISにかかわったとされる数千人を拘束していると述べ、本国に送還する手続きを進めていることを明らかにした。

トルコはこれまで繰り返し、欧州の各国が自国出身のISIS戦闘員の受け入れを拒んでいるとして非難していた。

トルコのアナトリア通信によると、デンマーク、アイルランド、フランス国籍の戦闘員も、トルコから本国への送還を予定している。

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