気候変動対策訴えるデモ、ロンドンで276人拘束

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ウエストミンスター橋に集まった活動家/ISABEL INFANTES/AFP via Getty Images

ウエストミンスター橋に集まった活動家/ISABEL INFANTES/AFP via Getty Images

ロンドン(CNN) 世界各国の政府に気候変動対策を求める市民団体「エクスティンクション・リベリオン(XR)」が2週間にわたるデモを開始した。初日の7日には、英ロンドン市内で参加者少なくとも276人が拘束された。

ロンドン警視庁によると、デモ隊は国会議事堂の周辺など、中心部のウェストミンスター地区一帯で道路を封鎖した。大通りを行進したり、観光名所で歌ったりするグループもみられた。

XRは午後6時前の声明で、ウェストミンスターの11カ所でデモが続いていると述べた。参加者らは議事堂近くにあるウェストミンスター橋の両端を封鎖し、食肉市場のスミスフィールド・マーケットに座り込んで動物愛護を訴えた。

ロンドンでは今年4月、XRが広場や橋を占拠して参加者1000人以上が拘束されたが、今回のデモはその5倍以上の規模になるという。

活動家がバッキンガム宮殿につながる通りを封鎖する様子/BEN STANSALL/AFP via Getty Images
活動家がバッキンガム宮殿につながる通りを封鎖する様子/BEN STANSALL/AFP via Getty Images

7日に拘束された参加者の1人、フィル・キングストンさん(83)は、財務省ビルにスプレー塗料で「孫たちに死ではなく、生を」というメッセージを書いた。キングストンさんはこれまでも何度か拘束されている。先週は、財務省に消防車で赤い塗料1800リットルを吹きかけたグループにも参加していた。

XRのデモは世界60都市で一斉に展開される予定。同団体は政府に対し、気候変動と生態学上の危機を宣言し、2025年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロまで削減し、気候変動に関する市民会議を設置することなどを要求している。

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