英労働党、総選挙前に「残留支持」は表明せず

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コービン党首率いる英労働党は、当面「EU残留」を方針として表明しない/Christopher Furlong/Getty Images

コービン党首率いる英労働党は、当面「EU残留」を方針として表明しない/Christopher Furlong/Getty Images

(CNN) 英最大野党の労働党は23日の党大会で、欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、ただちに「残留支持」を表明するとの案を否決した。コービン党首の主張通り、次期総選挙までは中立の立場を維持する方針が決まった。

英南部ブライトンで開かれている党大会では、EU離脱か残留かの方針決定を保留するというコービン氏の案が公約に採用された。

同氏は自身が残留支持かどうかを明言しなかったが、離脱条件をめぐりEU側との合意が成立しないまま離脱する事態は避けたいと強調。

労働党としてはまず総選挙で政権を奪還したうえで、合意なき離脱の可能性を完全に排除してからEU側と協議し、そこで成立した合意に基づいて離脱するか、あるいは残留するかという選択肢を改めて国民投票にかけることを提案した。

ただし、労働党内部では残留表明を主張する意見も強く、この日も採決のやり直しを求める声が挙がった。一部の有力議員は党の方針を無視し、総選挙で残留を掲げる意向を示している。

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