香港デモ、米国の支援求め行進 一部暴徒化

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香港デモ、14週目 参加者らが米総領事館へ行進

香港(CNN) 香港で8日、政府への抗議行動を続けるデモ隊が米国からの支援を求め、香港島の米総領事館まで行進した。参加者の一部はその後、バリケードに火をつけるなどして暴徒化した。

香港で週末ごとに繰り返されてきたデモは、連続14週目を迎えた。この日は数万人規模のデモ隊が香港島中心部の公園を出発し、米国歌を歌うなどして総領事館へ向かった。

横断幕の1つには英語で「トランプ大統領、どうか香港を解放して」と書かれていた。総領事館職員らへの書簡では、米上院に「香港人権・民主主義法案」の早期成立を訴えた。

同法案は、米政府が香港の自治を毎年検証するよう義務付ける内容。超党派の議員グループが今年6月に提出していた。

8日のデモは当初、平和的な行進だったが、中心街の地下鉄駅で警察が参加者数人を拘束した後、午後になって一部が暴徒化。駅の出口にバリケードを築いて放火し、窓を割ったり壁に落書きしたりした。

駅の入り口でバリケードが燃える様子=8日、香港/Carl Court/Getty Images AsiaPac/Getty Images
駅の入り口でバリケードが燃える様子=8日、香港/Carl Court/Getty Images AsiaPac/Getty Images

香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は4日、デモの発端となった「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を表明したが、デモの沈静化にはつながらず、警官隊とデモ隊の衝突は毎晩続いている。デモ隊は警察の暴力についての徹底調査や普通選挙の導入など5つの要求を掲げ、政府がその全てに応じるまで抗議行動を続行する構えだ。

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