ジンバブエのムガベ前大統領が死去、95歳 37年の長期統治

ロバート・ムガベ前大統領=2017年10月3日、南アとの2国間協議の席で/AFP Contributor/AFP/AFP/Getty Images

ロバート・ムガベ前大統領=2017年10月3日、南アとの2国間協議の席で/AFP Contributor/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) ジンバブエのロバート・ムガベ前大統領が6日、死去した。95歳だった。一時は独立の英雄とたたえられたものの、37年間にわたる統治は深い分断を招き、国を破たん寸前に追い込んだ。

忠実な支持者にとってムガベ氏は、尊敬される指導者であり続け、少数派白人の支配に終止符を打ち独立をもたらした存在だった。だが、批判派にとってはアフリカの独裁者そのものであり、権力維持を目的に反対派を抑圧し、国を破滅させたとの評価だった。ムガベ氏は93歳だった2017年に退陣に追い込まれた。

健康状態をめぐる臆測が絶えず、今年前半にはシンガポールの病院に入院していた。病気の詳細は機密扱いだった。

ムガベ氏は自分を退陣させられるのは「神のみ」だと主張したことで知られるが、17年にクーデターで失脚。年下の妻グレース氏を後任に据えようと、長年の側近であるムナンガグワ副大統領(当時)を解任したのが党内からの反乱につながった。

影響力減退を警戒する治安部隊幹部はムガベ氏を政権から追放し、後任にムナンガグワ氏を起用した。

現大統領のムナンガグワ氏は6日、ツイッターでムガベ氏の死去を発表。「解放の象徴であり、汎(はん)アフリカ主義者だった。国民の解放とに生涯をささげた」と悼んだ。

ムガベ氏は元教師で、旧ローデシア(現ジンバブエ)の白人政権に敵対したとして10年間収監された。釈放後はゲリラ闘争を組織し、1980年にジンバブエ共和国の樹立を達成。初代首相として学校や病院の建設を手掛け、当初は国際的に称賛された。

しかしその後反対派の弾圧を開始し、軍の支持を背景に数十年にわたり実権を掌握。選挙では不正疑惑からたびたび論争を招いた。

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