生後6日の乳児連れ出国はかる 米国人女を人身売買で訴追 フィリピン

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記者会見を行うフィリピン国家捜査局。後ろには人身売買容疑のかかるの米国人の女が立つ/CNN Philippines

記者会見を行うフィリピン国家捜査局。後ろには人身売買容疑のかかるの米国人の女が立つ/CNN Philippines

(CNN) フィリピン国家捜査局(NBI)は5日、43歳の米国人の女が生後6日の新生児をフィリピンから連れ出そうとしたとして、人身売買の容疑で取り調べを行っていると発表した。

NBIが5日の記者会見で発表したところによると、女はかばんの中に乳児を隠したまま出国審査を通過してフィリピンからの出国をはかり、乳児に関する書類も提示しなかったとされる。

出国審査を通過した後に乳児をかばんから出して抱きかかえ、マニラのニノイ・アキノ国際空港でデルタ航空の便に搭乗しようとした。しかし搭乗口でデルタ航空の乗員に尋ねられても、子どもに関する書類を提示できなかったという。

女は人身売買を禁じたフィリピンの法律に違反した罪に問われている。

当局は乳児の母親からも事情を聴いて訴追する見通し。子どもの父親は見つかっていない。

この事件ではNBIが4日に女の拘束を発表していた。報道によれば、女は子どものおばだと主張していたという。

NBIによると、乳児はダバオからマニラへ連れて来られた。女は調べに対し、乳児の母親は未婚のシングルマザーだと主張しているが、金銭の授受があったかどうかどうかなどについては口をつぐんでいる。

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