EU離脱の国境問題、「30日以内に代案を」 独首相が英に要求 

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メルケル独首相(右)がジョンソン英首相に対し、国境問題の代替案を提示するよう求めた=21日、独ベルリン/John MacDougall/AFP/Getty Images

メルケル独首相(右)がジョンソン英首相に対し、国境問題の代替案を提示するよう求めた=21日、独ベルリン/John MacDougall/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツのメルケル首相は21日、ベルリンを訪問したジョンソン英首相と会談し、英国の欧州連合(EU)離脱に伴う国境管理問題について30日以内に代案を示すよう求めた。

離脱交渉では、英領北アイルランドとアイルランドの間に厳格な国境管理が復活することを避ける「バックストップ(安全策)」条項が懸案となっている。ジョンソン氏は、詳細を示さずに改めて同条項の削除を要求。これに対し、メルケル氏は具体的な代案を策定する必要があると説明した。

メルケル氏は共同記者会見で、バックストップ問題解決に向けて「どのような案があるのか英国は我々に伝えなければならない」と指摘。解決策を模索すべきなのはドイツ側ではないとも付け加えた。

さらに「30日間で解決策を見つかる可能性もある。その場合は前進だ」と述べ、英国とEUの将来の関係について明確な案を策定するため手を尽くすべきだと強調した。

一方、ジョンソン氏は30日というタイムテーブルを歓迎する考えを表明。こう着状況打開の責務は英国側にあるとの見方を示した。

ジョンソン氏による外遊は英首相就任後初めて。ドイツ訪問を皮切りに欧州を歴訪し、EUに離脱問題を巡る立場の変更を迫る考えだ。22日にはパリでフランスのマクロン大統領と会談する。

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