16歳の環境活動家、「CO2ゼロ」のヨットで国連サミットへ

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グレタ・トゥンベリさん(右)と父親のスバンテさん(中央)、船長を務めるボリス・ハーマンさん/Birte Lorenzen

グレタ・トゥンベリさん(右)と父親のスバンテさん(中央)、船長を務めるボリス・ハーマンさん/Birte Lorenzen

(CNN) スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)は米ニューヨークで開催される国連サミットに出席するため、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを排出しないヨットで海を渡る計画を明らかにした。

トゥンベリさんは昨年、世界の高校生らに温暖化対策を訴える抗議運動で注目を集めた。9月23日に国連本部でのサミットで演説するため、ニューヨークへ向かう。

大量の温室効果ガスを排出する飛行機は避け、太陽光パネルを備えたヨットで、英国内の非公開の場所を8月半ばに出発する。ヨットには水中タービンを使った発電装置も搭載されている。

トゥンベリさんは世界の人々に向け、「科学の下で団結しよう」と呼び掛けた。

英国から米ニューヨークへヨットで移動する/Birte Lorenzen
英国から米ニューヨークへヨットで移動する/Birte Lorenzen

船長を務めるプロのヨット選手ボリス・ハーマン氏は、トゥンベリさんが乗り心地を犠牲にしても温室効果ガスを抑えようとする姿勢を称賛した。

トゥンベリさんはニューヨークに続いてカナダやメキシコを訪れ、さらにチリの首都サンティアゴで第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)に参加した後、南米のほかの都市も訪問する予定。

今月25日には、英国のロックバンド「T h e  1975」と共同で「市民的不服従」を呼び掛ける曲を発表していた。

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