5.4億円相当の金塊を押収、国際的な麻薬捜査の一環 英空港

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ヒースロー空港で、5億4000万円相当の金塊104キロが押収された/NATIONAL CRIME AGENCY

ヒースロー空港で、5億4000万円相当の金塊104キロが押収された/NATIONAL CRIME AGENCY

ロンドン(CNN) 英ロンドンのヒースロー空港で、400万ポンド(約5億4000万円)相当の金塊104キログラムが国境警備当局によって押収されたことがわかった。南米の麻薬組織に対する国際的な捜査の一環だという。

金塊は6月1日に押収されていた。英領ケイマン諸島からスイスへ送られる途中だったという。警察によれば、逮捕者は出ていない。

英国家犯罪対策庁(NCA)によれば、金塊はベネズエラからのものとみられており、自家用機でケイマン諸島へ送られていた。

国境警備当局はNCAからの情報に基づき、金塊が英国に到着したところで押収した。

NCA幹部によれば、今回の積み荷は、南米の外で活動する麻薬組織と関連があるとみているという。「国内外のパートナーと連携し、素早く積み荷を割り出し、搬送を食い止めることが出来た」と述べた。

金塊は、国際的なマネーロンダリング(資金洗浄)の捜査の一環としてケイマン諸島当局が調べている。

ヒースロー空港で、南米からの国際的な麻薬取引に関連した大規模な積み荷の移送が発覚したのは今回が初めてではない。2017年には南米から英国へ48万ポンド相当のコカインを密輸しようとしたとして空港の警備担当者が起訴されていた。

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