伝統の牛追い祭り開幕、角で突かれ米国人ら3人負傷 スペイン

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スペイン・パンプローナの「サンフェルミン祭」で今年も牛追いが始まった=7日/Jaime Reina/AFP/Getty Images

スペイン・パンプローナの「サンフェルミン祭」で今年も牛追いが始まった=7日/Jaime Reina/AFP/Getty Images

(CNN) スペイン北部のパンプローナで毎年恒例の牛追い祭り「サンフェルミン祭」が開幕した。地元当局によると、牛追い初日の7日には、角で突かれた3人を含めて6人が負傷した。

6日に開幕したサンフェルミン祭には世界中から大勢の観光客が集まり、音楽やパレード、牛追いのイベントでにぎわっている。

現地の病院によると、牛に突進されて7日にけがをした3人のうち、2人は23歳と46歳の米国人男性、もう1人はスペインの40歳の男性だった。ほかにも3人が重軽傷を負った。

何百年もの伝統をもつ牛追いは、祭りの期間中の8日間、毎朝行われる。

牛追いはもともと牛たちを街の郊外から闘牛場へ追い込む行事だった。

牛たちは、白に赤をあしらった伝統の装束に身を包んだアマチュア闘牛士らを追いかけて、囲いから闘牛場までの825メートルを突進する。

負傷者が出るのも毎年恒例で、昨年は最初の2日間で9人が負傷していた。動物愛護の懸念はあるものの、牛追いはサンフェルミン祭に欠かせない行事として続いている。

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