イラン、「米国のスパイ網に打撃」と主張 米当局者は否定

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最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長。米国のスパイ網に「打撃」を与えたと主張した/Fatemeh Bahrami/Anadolu Agency/Getty Images

最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長。米国のスパイ網に「打撃」を与えたと主張した/Fatemeh Bahrami/Anadolu Agency/Getty Images

テヘラン(CNN) イラン情報省は18日、米国の「国際的なスパイ網」を攻撃し、「深刻な打撃」を与えたと発表した。

情報省は声明で、同国が同盟諸国と情報を交換しながら、米国との間で情報戦を展開していると主張。同盟国との共同作戦で、米国による計画の成功を阻止したと宣言した。

これに対して米当局者の1人は、「スパイ網」への攻撃が成功して「深刻な打撃」をもたらした事実はないと述べた。

イランの通信社メヘル通信によると、同国は今年4月にも似たような声明を出していた。

国営イラン通信(IRNA)によると、イラン国家安全保障最高評議会のシャムハニ事務局長は17日までに、米中央情報局(CIA)のサイバースパイ活動に対する作戦について、近く文書を公開すると予告していた。シャムハニ氏はこの後、ロシア中部の都市ウファを訪れ、国際安全保障フォーラムに出席している。フォーラムの議題には、ロシアとイランが直面する共通の脅威への対応策などが含まれているという。

米国とイランの間では、中東のホルムズ海峡で先週、タンカー2隻が攻撃された問題などをめぐり、緊張が高まっている。米国は17日、中東地域に米兵約1000人を増派すると発表した。

一方、イランは核合意で制限された低濃縮ウランの生産を加速させている。同国の原子力庁は17日、低濃縮ウランの貯蔵量が今月27日にも核合意で定められた上限を突破するとの見通しを発表した。

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