3件の暴力事件で2人死亡、刃物用いた犯罪が増加 英ロンドン

クラパムで10代が刺された事件を受けて贈られた花束。ロンドンで刃物が使われた犯罪が増加している/Dan Kitwood/Getty Images Europe/Getty Images

クラパムで10代が刺された事件を受けて贈られた花束。ロンドンで刃物が使われた犯罪が増加している/Dan Kitwood/Getty Images Europe/Getty Images

ロンドン(CNN) 英国のロンドン警視庁は15日、市内で前夜から15日朝にかけ、刃物や銃を用いた計3件の暴力事件が発生し、うち2件で10代の2人が死亡したと報告した。3件では計4人が刺され、死者の2人は射殺と刺殺によるものだった。

警察は事件に関連し計14人を逮捕した。逮捕者には少女1人が含まれ、年齢は10代が目立った。3件はロンドンの南西部、南東部や南部で発生した。

ロンドンでは近年、市内全域で刃物を用いた犯罪が増加しており、カーン市長はツイッター上で14日〜15日の事件続発に触れ、若者2人が死亡したとの情報を知って「気がめいった」との思いを吐露した。

英国の警察によると、同国内で昨年発生した刃物もしくは鋭利な物を使った攻撃は計4万577件。2010〜11年比では1万件以上の増加だ。一方で銃撃事件は極めてまれとなっている。

英国で医療サービスを提供する国民保健サービスによると、刃物もしくは鋭利な物による攻撃で負傷し、病院に搬送された若年層の人数は過去5年で倍増以上を記録した。同国の国家統計局によると、今年3月までの1年間にロンドン市内で起きた刃物あるいは鋭利な物による攻撃は1万4733件。ウェールズの1153件、イングランド東部の2847件などと比べ、その多さが際立っている。

カーン市長は市内での暴力事件の増加を受け、批判も浴びている。政府が進める警察人員の削減が背景にあるとの指摘も出ている。

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