北朝鮮、短距離の飛翔体を数発発射 70~200キロ飛行

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北朝鮮が短距離の飛翔体を複数発射したことがわかった/FENG LI/GETTY IMAGES/FILE

北朝鮮が短距離の飛翔体を複数発射したことがわかった/FENG LI/GETTY IMAGES/FILE

(CNN) 北朝鮮は4日午前9時6分ごろ、短距離の飛翔(ひしょう)体を数発発射した。韓国当局が明らかにした。

当局者によると、飛翔体は70~200キロ飛行してから海上に落下した。米韓当局が詳細を分析しているという。

韓国軍合同参謀本部は声明で「さらなる発射に備え監視と警戒を強化している」と説明。「韓米間で緊密に連携し、万全の準備態勢を維持している」とも述べた。

韓国国防省は先の声明で、「ミサイル」が発射されたとしていた。

朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮は数週間前に戦術誘導兵器の発射実験を実施。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は実験を「人民軍の戦闘能力を強化する歴史的偉業」と称賛していた。

2017年には、3つの大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射成功を発表。専門家はこのうち11月下旬に発射された「火星15」について、米国の大部分を射程に収めている可能性が高いとの見方を示していた。

大陸間弾道ミサイルの発射試験を視察する金正恩委員長=2017年/STR/AFP/AFP/Getty Images
大陸間弾道ミサイルの発射試験を視察する金正恩委員長=2017年/STR/AFP/AFP/Getty Images

ただ、今回発射された飛翔体ははるかに小型だとみられる。アナリストによると、北朝鮮が米国との非核化協議の一環として実験中止を約束した兵器には含まれていない公算が大きい。

米政府高官はCNNに、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が今回の実験についてトランプ大統領に報告したと明らかにした。

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