ウクライナ大統領選、大統領役のコメディアンが勝利確実に

ボロディミル・ゼレンスキー氏(前列右)/SERGEI SUPINSKY/AFP/Getty Images

ボロディミル・ゼレンスキー氏(前列右)/SERGEI SUPINSKY/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナで21日、大統領選の決選投票が行われ、出口調査によると、テレビのコメディー番組で大統領役を演じていた俳優で実業家のボロディミル・ゼレンスキー氏(41)の当選が確実になった。

国営放送の出口調査によると、決選投票では新人のゼレンスキー氏が73.2%の票を獲得し、現職のペトロ・ポロシェンコ大統領の25.3%に大差を付けた。

ゼレンスキー氏の勝利は、支配層に対する国民の失望や、汚職がはびこる現状への不満、景気低迷に対する不安の表れでもある。

ゼレンスキー氏は、テレビの「国民のしもべ」というコメディー番組で大統領役を演じて有名になった。番組は、学校教員がソーシャルメディアで腐敗撲滅キャンペーンを展開して一躍有名になり、大統領になるという筋書き。ゼレンスキー氏はこの番組を放送しているテレビ局で昨年12月31日に出馬を表明していた。

現職のポロシェンコ氏は、2013年に欧米寄りの抗議運動が激化した余波で、大統領に選出された。しかし5年に及ぶロシアとの代理戦争に国民が疲弊する中で、人気が衰退していた。

ロシアが2014年、黒海に面したクリミア半島を併合して以来、東部のドンバス地域では、ウクライナ軍とロシアを後ろ盾とする分離独立派との衝突が続いてきた。国連の推計によると、この衝突により、市民少なくとも3321人を含むおよそ1万3000人が命を落としている。

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