仏大統領、「大聖堂再建」を宣言 国際的な募金活動立ち上げへ

ノートルダム大聖堂で火災、尖塔崩落

(CNN) 仏パリ中心部の世界遺産、ノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生し、尖塔(せんとう)が焼失するなどの被害が出たことを受け、マクロン大統領は15日、国際的な募金活動を速やかに立ち上げて大聖堂を再建する考えを明らかにした。

現場の視察に訪れたマクロン氏は、火災について「恐ろしい悲劇」と述べる一方で「最悪の事態は免れた」との認識を表明。大聖堂のファサード(正面部分)と2つの主要な塔は崩落しなかったと指摘した。

そのうえで「我々はともに大聖堂を再建する。おそらくそれがフランス国民にとっての宿命なのだろう。今後数年のうちに成し遂げるつもりだ。明日から全国的な寄付の仕組みを立ち上げる。この取り組みは国境を越えて拡大していくだろう」と再建に向けた施策を明らかにした。

15日に発生した火災は数時間にわたって続いたが、パリ警察がCNNに対し述べたところによると現在は鎮火している。大聖堂の主任司祭は、この火災で13世紀にさかのぼる屋根部分の構造が焼失したと説明。大量の木材からなるこの構造の最も古い部分には、1160~70年に伐採された木が使用されていた。

一方、パリのイダルゴ市長はツイッターで、大聖堂内に保管されていた主要な美術品や聖遺物が焼失を免れたと報告した。警察や市当局者の働きにより、キリストにゆかりのある「いばらの冠」などの重要な収蔵品は安全な場所に移されているという。

パリ検察庁の広報担当者はCNNに対し、「火災による偶発的破壊」について捜査を開始すると明らかにした。

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