トランプ氏、イスラエル首相と会談 ゴラン高原の主権認める文書に署名

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厳しい選挙戦を強いられているネタニヤフ氏(左)がホワイトハウスでトランプ氏と会談/CNN

厳しい選挙戦を強いられているネタニヤフ氏(左)がホワイトハウスでトランプ氏と会談/CNN

ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は25日、ホワイトハウスで、イスラエルが占領するゴラン高原について、同国の一部として正式に承認する文書に署名した。訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相との会談に合わせて行った。

トランプ大統領は先週からゴラン高原におけるイスラエルの主権を認める考えをツイッター上で表明していたが、今回の署名はこれを形式化するものだ。

署名にあたってトランプ氏は「歴史的な行動を通じてイスラエルの自衛能力を高める。実際にイスラエルは非常に強力で強固な国家規模の安全保障を手に入れることになる。同国の国民にはその資格がある」と強調。そのうえで「実現まで長い時間がかかった」「本来なら、何十年も前に行われるべきだった」と述べた。

今回の会談でトランプ氏とネタニヤフ氏との緊密な関係は一段と強化されたとみられる。イスラエルではネタニヤフ氏再選の是非を焦点とする総選挙が間近に迫っているが、自身の関わる汚職疑惑が相次いで浮上するなか、同氏は厳しい立場に追い込まれている。

ゴラン高原におけるイスラエルの主権をトランプ氏が正式に承認したことは、選挙戦を乗り切りたいネタニヤフ氏にとって、実績のアピールという意味で追い風になりそうだ。

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