ベネズエラ国会議長、暫定大統領就任を宣言 マドゥロ氏は反発

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マドゥロ氏は、米国がクーデターの試みを後押ししていると批判

マドゥロ氏は、米国がクーデターの試みを後押ししていると批判

(CNN) 南米ベネズエラで23日、大規模な反政府デモが行われ、フアン・グアイド国会議長が暫定大統領就任を宣言した。トランプ米大統領はグアイド氏を正統な大統領として承認したが、ベネズエラのマドゥロ大統領は反発。米外交官に72時間以内の国外退去を要求した。

マドゥロ氏は支持者を前に、米国がクーデターの試みを後押ししていると批判。米国との間に残る政治的・外交的なつながりを絶つと発表した。

さらに「米帝の侵略政策やドナルド・トランプの方針を受け入れることはできない」と述べ、「ベネズエラは解放者の国だ」「我々は屈しない」と強調した。

ベネズエラではこれに先立ち、グアイド氏の支持者が街路に繰り出し、マドゥロ大統領に抗議した。軍の対応は以前に比べると抑制されていた模様だ。

トランプ氏は声明で「ベネズエラの民主主義を復活させるため、米国の経済・外交力の全て」を使うと言明。トランプ政権の高官はマドゥロ氏による外交官退去の命令について、「無意味」と切り捨てた。

米州機構(OAS)のルイス・ アルマグロ事務総長や、近隣諸国の多くはグアイド議長への支持を表明した。ベネズエラ国会では野党が多数派を占めており、マドゥロ政権に抗議する全国デモの実施を呼びかけていた。

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