安倍首相、プーチン大統領と会談へ 北方領土交渉が焦点

日ロ首脳会談で北方領土について話し合いが行われる/KAZUHIRO NOGI/AFP/AFP/Getty Images

日ロ首脳会談で北方領土について話し合いが行われる/KAZUHIRO NOGI/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) 安倍晋三首相は22日、ロシアでプーチン大統領と会談する。日ロ間の平和条約締結に向けて交渉を進める予定だが、最大の懸案である北方領土をめぐり、両国の立場は依然として食い違っている。

北海道沖の歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島、国後島、択捉島は1945年、第2次世界大戦で日本が降伏した前後に、ロシアの前身であるソ連が占領した。その後も双方が領有権を主張したため、日ロ間の国境は確定せず、両国は平和条約を結ばないまま現在に至っている。

両国は最近、1956年の日ソ共同宣言に基づいた平和条約交渉を始めた。同宣言で、ソ連側は歯舞群島と色丹島を日本に引き渡すことを約束していた。

だがロシア国内には、日本に領土を渡すことに対して強い抵抗がある。モスクワでは20日、政府に強硬姿勢を貫くよう求めるデモが実施され、市当局によると約500人が参加。集会では、領土を引き渡そうとするのは「反逆行為」だと訴える声も上がった。

ラブロフ外相は14日、モスクワで河野太郎外相と会談した際に、北方領土は「ロシアの領土」だと明言。その主権について交渉の余地はないと述べた。両外相はそれぞれ昨年末、平和条約交渉の責任者に指名され、この日が指名後初の協議だった。

ラブロフ氏は北方領土の領有を「第2次世界大戦の結果」と位置付けて譲らない姿勢を示す一方、双方の立場に大きな隔たりがあることを認めた。そのうえで、北方領土での共同経済活動を実現しようと主張した。共同経済活動には安倍首相も強い意欲を示している。

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