イスラエル国防相が辞任、ガザ停戦合意に抗議

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イスラエルのリーベルマン国防相が辞任を表明/Lev Radin/Pacific Press/LightRocket via Getty Images

イスラエルのリーベルマン国防相が辞任を表明/Lev Radin/Pacific Press/LightRocket via Getty Images

(CNN) イスラエルのリーベルマン国防相は14日、同国とパレスチナ自治区ガザとの間で結ばれた停戦合意に反発する形で辞任を表明した。

イスラエル軍とイスラム組織「ハマス」の銃撃戦に端を発した今回の衝突は、ガザからイスラエルに向けてロケット弾300発以上が発射されるなど2014年以来の水準にまで激化していた。

右派政党「わが家イスラエル」の党首を務めるリーベルマン氏は、14日午後にエルサレムで会見を開き、停戦合意を「テロへの屈伏」と明言。「つかの間の平穏を得るために、長期にわたる安全保障という極めて高い代償を支払った」と批判した。

リーベルマン氏の辞任は「わが家イスラエル」の連立政権からの離脱を意味する。同氏は総選挙の前倒しも求め、政権に残る5党が来週までに選挙日程で合意することを望むと述べた。

停戦合意への批判に加えリーベルマン氏は、イスラエル政府が先週、カタールによるガザへの1500万ドル(約17億円)の資金援助を認めたことについても不満を表明した。これらの資金はガザにおける人道危機を緩和するためにつかわれるとされているが、同氏は停戦合意と同様テロリズムへの降伏につながるとの見方を強調した。

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