インドネシア機墜落、離陸から数分で海中へ

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ジャカルタ(CNN) インドネシアの格安航空会社ライオン・エアーの運航する旅客機が29日に墜落した事故で、事故機は首都ジャカルタの空港を離陸後数分以内に海に墜落したことが明らかになった。

インドネシアの捜索救難当局によると事故機のJT610便には乗客181人、乗員8人が搭乗し、ジャカルタからバンカ島に位置するパンカルピナンに向かっていた。離陸時刻は午前6時21分だったが、運輸安全当局の責任者は、この数分後にレーダーから機体の姿が消えたと説明している。

墜落したとみられる地点から2カイリ(約3.7キロ)離れた海中からは、機体の破片や救命胴衣、携帯電話などが見つかった。事故機の胴体部分の所在はまだ明らかになっていない。

ジャカルタの北東約34カイリ(約63キロ)とされる墜落現場には、ダイバーを含む250人の救助隊員が船やヘリコプターで駆け付け、捜索を行っている。ダイバーらは35メートルの深さまで潜って海中を調べている。

ムルヤニ財務相は、財務省職員20人が事故機に搭乗していたことを明らかにした。休日を家族とともにジャカルタで過ごし、勤務地のパンカルピナンに戻る途中だったという。

事故調査の専門家はCNNに対し、今回の墜落について「安定した飛行から突然状況が一変して」起きたように思われると指摘。航空機事故の原因究明は大まかに言って機械的要因、人的要因、気象条件、犯罪の4つの側面から進めるとしたうえで、「この事故では気象条件を除くすべての要因に可能性がある」との見方を示した。

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