オーストラリア当局、サメ6匹を安楽死処分 相次ぐ襲撃を受け

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相次ぐサメの襲撃を受け、豪当局が6匹を安楽死処分にした/Getty Images

相次ぐサメの襲撃を受け、豪当局が6匹を安楽死処分にした/Getty Images

(CNN) オーストラリア北東部クイーンズランド州当局は24日、同州の人気リゾート、ウィットサンデー諸島の周辺でサメ6匹を捕獲し、安楽死させたと発表した。

この海域では19日から20日にかけ、12歳の女児ら2人が相次いでサメに襲われて重体に陥った。

同州の農業水産当局は21日以降、サメにわなを仕掛ける装置を張り巡らせて、体長3.7メートルのイタチザメなど計6匹を捕獲。州の慣例に従って安楽死させ、海に廃棄したと述べた。

州当局の報道官は、この海域での遊泳は危険だと強調し、今シーズンの観光客らに海へ入ったり、ボートから食べ物を投げたりしないよう呼び掛けた。

当局の対応には批判の声も上がっている。動物保護団体のヒューメイン・ソサイエティーはツイッターで「サメの殺処分は解決策ではない」と主張し、個人のサメよけ対策や上空からの監視、警戒システムや教育の強化が有効だと主張した。

豪タロンガ自然保護協会のまとめによると、同国では今年、これまでにサメの襲撃が計35件報告され、このうち2件で死者が出た。

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