文大統領と金委員長が白頭山登山、南北首脳会談最終日

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白頭山に上った韓国の文在寅大統領(右から2番目)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と両首脳の夫人/Pyongyang Press Corps

白頭山に上った韓国の文在寅大統領(右から2番目)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と両首脳の夫人/Pyongyang Press Corps

韓国ソウル(CNN) 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が訪朝して行われた南北首脳会談は最終日、文大統領が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長とともに白頭山に上った。山頂で両者が手を掲げあう姿は首脳会談の幕切れにふさわしいものとなった。

文大統領と金委員長は20日、夫人や側近らとともに白頭山に上った。文大統領にとっては夢の実現となった。文大統領はこれより前、白頭山登山を行いたい意向を示していた。韓国大統領による白頭山登山は文氏が初めて。

中朝国境に位置する白頭山だが、多くの韓国国民にとって北朝鮮側からの登頂ルートは長く閉ざされてきていた。

金委員長は、今後も文大統領に続いて韓国の人々が白頭山登山に参加してほしいと語った。

白頭山は朝鮮半島では最も標高が高い山で、多くの北朝鮮の人々にとっては聖地となっている。

白頭山はまた、北朝鮮にとってプロパガンダの重要な一部だ。金一族は神話などを一族の伝承や神格化のために取り込んでいる。北朝鮮社会は民族的な純血を重要視し、国のプロパガンダは金一族について「白頭血統」と賛美している。

白頭山はまた、北朝鮮メディアなどによれば、金日成(キムイルソン)主席が抗日戦のための拠点として利用したという。

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