シリア反体制派最後の拠点、ロシアとトルコが非武装地帯設置へ

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シリア・イドリブ県に非武装地帯を設けることと両首脳が合意した/ALEXANDER ZEMLIANICHENKO/AFP/Getty Images

シリア・イドリブ県に非武装地帯を設けることと両首脳が合意した/ALEXANDER ZEMLIANICHENKO/AFP/Getty Images

(CNN) シリア反体制派の最後の拠点となった北西部イドリブ県に、ロシアとトルコの主導で非武装地帯が設置される見通しになった。両国首脳が17日に合意を発表した。

イドリブ県では、シリア政府軍が近く大規模な奪還作戦に出る構えとされ、人道危機が迫っているとの懸念が指摘されてきた。ロシアは政府軍支援の立場から同県への空爆を繰り返し、トルコは反体制派を支援している。

トルコのエルドアン首相は17日、ロシア南部ソチを訪れてプーチン大統領と会談。共同会見で「イドリブ県での人道危機を回避するため、15~20キロの非武装地帯を設ける」と発表した。

両首脳によると、非武装地帯は10月15日から発効する。該当する区域では10月10日までに戦車や地対空ミサイル、迫撃砲などを全て撤去させ、トルコ、ロシア両軍の部隊がパトロールを担当する。

ロシアのショイグ国防相は、イドリブで新たな軍事作戦は予定していないということかと問われ、「そうだ」と返答。まもなくトルコとの間で最終的な条件を詰めるつもりだと語った。

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