ドミニカ国、プラごみを全面禁止 来年1月から

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ドミニカ国が、使い捨てのプラスチック製品や発泡スチロール製のコップなどを禁止する方針を明らかにした/Shutterstock

ドミニカ国が、使い捨てのプラスチック製品や発泡スチロール製のコップなどを禁止する方針を明らかにした/Shutterstock

(CNN) カリブ海の島国であるドミニカ国政府は12日までに、使い捨てのプラスチック製品や発泡スチロール製のコップ、食品入れ容器などの使用を全面的に禁止する政策を来年1月から実施するとの方針を明らかにした。

同国のルーズベルト・スケリット首相が今年6月に発表した2018〜19年予算案の中に盛り込んだもので、その美しさで世界的にも有名な自国の自然景観の保存を目指している。同国は気候変動の災害に強い最初の国家を目指すとの方針も既に示している。

来年1月から使用禁止とするプラごみなどの全品目リストはまだ決まっていない。ただ、プラスチック製のストロー、皿、フォーク、ナイフに加え、発泡スチロール製のコップや容器などを含める考えを示している。

ドミニカ国は昨年9月、ハリケーン「マリア」の襲来を受け、被害の爪痕や後遺症は今なお残っている。スケリット首相は予算案発表の演説で「気候変動の影響は現実的に明らかで破壊的かつ容赦のないものであり、異常気象の事例はより頻繁かつ激しくなっている」と主張した。

多数の国でも海洋汚染などにつながるプラごみ規制の措置を打ち出し始めている。英国の最近の調査報告書によると、同国で2015年に導入されたプラ製の袋への課税の効果でこの種の袋は大幅に減少した。

過去1カ月の間、ニュージーランドとオーストラリアではプラ製の袋を段階的になくす政策が相次いで発表された。スターバックスやディズニーなどの主要企業もプラ製ストローを使用しない新たな営業方針を示している。

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