生放送中の中国の元教授宅に当局押し入り、取材打ち切り

中国の元教授へのインタビュー、当局押し入り打ち切り

(CNN) 中国山東省で米政府系ラジオ局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」の電話取材を受けていた元大学教授の自宅に複数の治安当局要員が突じょ押し入り、会見の実況放送を打ち切らせる措置を強行していたことが4日までにわかった。

VOAは声明で会見の放送終了後、元教授の孫文広氏との接触を試みたが連絡が取れていないと述べた。同ラジオ局は孫氏との電話が切られた後、視聴者に同氏に起きた事態を強く非難すると伝え、「これが中国の現在の人権状況」とも強調していた。

CNNは中国外務省に今回の強硬措置に対するコメントを求めている。

VOAなどによると、治安要員が侵入した際、孫氏は中国の習近平(シーチンピン)国家主席が最近終えたアフリカ諸国歴訪の問題に見解を示していた。警官7~8人が踏み込んできたともVOAに知らせていた。

また、電話が切断される前、孫氏が「私の家に入るのは違法。言論の自由がある」などと治安要員に抵抗する言葉も確認された。「何か悪いことをしたのか」とも質し、「我々は金をばらまくためアフリカに行かない。ばらまきは中国と社会にも無益」などの発言も聞こえてきたという。

国際人権組織「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」によると、孫氏は80代で、中国共産党を長年批判。政府当局とも再三摩擦を起こしていたという。文化大革命時代には反革命演説で二度拘束されてもいた。

習主席率いる中国政府は近年、言論の自由を締め付け指導部批判を封殺する動きを強めている。

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