トランプ氏への抗議、フィンランドでも プーチン氏との会談控え

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フィンランドの首都ヘルシンキでの抗議デモに集まった人々/JONATHAN NACKSTRAND/AFP/Getty Images

フィンランドの首都ヘルシンキでの抗議デモに集まった人々/JONATHAN NACKSTRAND/AFP/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は15日、英北部スコットランドから次の目的地、フィンランドの首都ヘルシンキへ向かった。同市内では16日に予定されるプーチン・ロシア大統領との会談を前に、両首脳に抗議する大規模なデモが実施された。

ヘルシンキ中心部の元老院広場には、トランプ政権の移民政策に抗議する人権団体や、パリ協定からの離脱表明を非難する環境団体、ロシアの対ウクライナ政策に反対するグループなどがプラカードを掲げて集結した。

米ロ両国に対して「問題の多い首脳を送り込んできた」と抗議するプラカードもあった。トランプ氏が大統領選前にメキシコ移民を「強姦(ごうかん)犯」と決めつけた際の発言をまねて、「皆さんの一部は良い人々だと思うが」とも書かれていた。

三角形のリサイクルマークの中にトランプ氏の顔を配し、「環境と私たち全員にとって危険」なのでリサイクルを、と呼び掛けるプラカードもあった。

欧州歴訪中のトランプ氏に対しては、13日にロンドン、14日はスコットランドと、行く先々でデモが起きている。

スコットランドのエディンバラでは、デモ隊が「抵抗のカーニバル」と称し、議事堂から米領事館の前を通って大きな公園まで行進。ロンドンのデモで揚げられた巨大風船「トランプ・ベビー」がここでも登場した。

参加者の一人は、「トランプ氏は私たちが子どもに教える悪いことを全部体現している」と主張した。

トランプ氏が所有するスコットランドのゴルフ場で13日、パラグライダーに乗って同氏に接近した活動家は、15日までに地元警察に逮捕された。

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