EU首脳、「座骨神経痛」で歩けず 過去に飲酒疑惑

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欧州委員会のユンケル委員長が車イスに乗って夕食会会場に入った/Jasper Juinen/Getty Images Europe/Getty Images

欧州委員会のユンケル委員長が車イスに乗って夕食会会場に入った/Jasper Juinen/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のユンケル委員長が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の夕食会に臨む前、痛みやけいれんを伴う座骨神経痛に襲われて歩行困難となり、車イスに乗って夕食会会場に入る異変がこのほどあった。

欧州委の報道担当者によると、委員長は当時、酒類は摂取していなかった。ビデオ映像にはユンケル氏が立つのにも難儀し、付添人の助けを借りて歩を進める姿が収められていた。

報道担当者によると、委員長の座骨神経痛は後になって収まったという。

2014年に委員長に就任したユンケル氏はこれまで公の舞台で体勢を崩したり、唐突な振る舞いを示すなど飲酒状態に陥っていることを疑わせる事態を再三引き起こしたことがある。

今年6月21日にはアイルランド国会の下院で演説のため演壇に降りる際、姿勢を保つのに苦労する一幕もあった。同委員長は当時、演説を始める前、「歩くのにちょっと苦労している。飲酒ではなく座骨神経痛のため」と説明し、「酔っ払っていた方がむしろ良い」との冗談も飛ばしていた。

今回の座骨神経痛の発作に関連して欧州委の報道担当者は後になり、夕食会前に酒類を口にしたのかとの質問への回答を無視。予定通り11日の夕食会に出席し、翌日の日程も全てこなしたと説明した。座骨神経痛の治療は受けているとも述べた。

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