米朝首脳会談、「3~4週間以内」に開催 トランプ氏
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は28日、中部ミシガン州での演説で北朝鮮との首脳会談に言及し、「今後3~4週間のうちに」開催するとの見通しを示した。
トランプ氏は演説で、この日に電話会談した韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が北朝鮮情勢の進展について、米国の功績は「非常に大きい」との見方を示し、「全て我々のおかげだと言っていた」と強調した。
北朝鮮との交渉の目標は朝鮮半島の非核化だとしたうえで、今後の行方は分からないとも指摘。「うまくいかない可能性もある」と、慎重な姿勢を示した。
一方、ポンペオ米国務長官は29日放送のABCニュースとの単独インタビューで、先月トランプ氏の特使として訪朝した際、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と「双方が直面する難問」について詳細に話し合ったと述べた。正恩氏は同氏の訪朝の目的を理解し、非核化に向けて努力する「用意がある」との姿勢を示していたという。
米首都ワシントンではこの日、ホワイトハウス記者クラブが主催する恒例の夕食会が開催されたが、トランプ氏は昨年に続いて今年も出席を見送った。