インドの宗教指導者、16歳少女に対する強姦罪で終身刑の判決

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インドの宗教指導者、強姦罪で終身刑

ニューデリー(CNN) インドの自称宗教指導者が2013年に16歳の少女を強姦した罪に問われた事件で、西部ラジャスタン州の裁判所は25日、この男に終身刑を言い渡した。地元警察が明らかにした。

終身刑を言い渡されたのはアサラム・バプ被告(77)。弁護側は、有罪評決を不服として上訴する意向を表明した。

アサラム被告は2013年に逮捕され、インドの主要都市では支持者と警察の衝突が相次いだ。

評決の言い渡しに当たっては、警察が暴動の再燃を警戒して、支持者の多いラジャスタンなど3州で厳戒態勢を敷いたほか、ウッタルプラデシュ州にある被害者の自宅周辺の警備も強化された。

アサラム被告は1970年代ごろから宗教指導者として大勢の信者を集めるようになり、インド全土でアシュラムと呼ばれる宗教学校400校を運営、世界的な布教活動も展開していた。

しかし2013年8月、ラジャスタン州にあるアシュラムで、16歳の信者の悪魔払いとする儀式の最中に、この少女を性的に暴行したとされる。

インドでは幼い少女が強姦されるなどの残忍な事件が相次ぎ、数千人が参加する抗議デモも行われた。モディ首相はこうした事態を受け、性的暴行を「我が国にとっての重大な懸念事項」と位置付けている。

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