イランからシリアへ貨物機、武器搬入か 米・イスラエルが警戒

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米軍によるシリア空爆以降、同国へイランから武器の運搬が行われた可能性があるという

米軍によるシリア空爆以降、同国へイランから武器の運搬が行われた可能性があるという

ワシントン(CNN) 米情報当局が最近、イランとシリアの間で確認された複数の貨物便に注目しているとの情報をCNNが入手した。シリアでアサド政権軍やイラン軍部隊が使うための武器を運んでいた可能性があるとして、米国とイスラエルが懸念を示している。

航空機追跡サイトによると、イランとシリアの間では今週、シリア空軍の貨物機が少なくとも2回飛んだ記録がある。米当局はこのほかにも、イランの貨物機少なくとも1機の飛行などを確認したという。

シリアへ武器が運び込まれるのは珍しいことではない。しかし一連の貨物機は米国が今月13日、アサド政権軍の施設を空爆した後で発着したために、米当局の注意を引いたとみられる。

また、イランとイスラエルの間ではこの数週間、シリア領内でのイランの活動をめぐって激しい非難の応酬が続いている。イランがアサド政権を支援する一方で、イスラエルは敵対国のイランがシリアに拠点を設け、自国を脅かしていると主張してきた。

イスラエルは今月、シリア中部ホムスでイラン軍が対空ミサイルや無人機の基地として使っていたとされる施設などを空爆。イラン側はこれを非難し、報復を予告している。

イスラエルは2月にも、シリア軍に戦闘機を撃墜され、イラン軍の無人機に領空を侵犯されたとして、シリアにあるイラン関連とされる施設などに報復攻撃を仕掛けていた。

米当局は、新たにシリアへ運ばれた武器の中に、イスラエル機の撃墜に使われたような対空ミサイルが含まれている可能性もあると懸念している。

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