OPCW調査団、現地で試料採取 シリア化学兵器使用疑惑

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調査団が現地入りし、試料の採取を行った

調査団が現地入りし、試料の採取を行った

(CNN) シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで化学兵器が使用された疑いをめぐり、現地へ派遣された化学兵器禁止機関(OPCW)の調査団は21日、1カ所で試料を採取した。

OPCWの調査団は今月7日の攻撃で化学兵器が使われたかどうかを調べるため、先週ダマスカスに到着したが、ドゥーマに入れないまま待機していた。状況を分析したうえで、再度現地入りするかどうかも含め、今後の方針を検討するという。

英当局はこの攻撃で約75人が死亡したと主張し、米当局は猛毒の神経剤サリンと塩素ガスが使われたとの見方を示した。だがシリア政権と支援国のロシアは、これを断固として否定。ロシアは英情報当局が手を貸して攻撃を偽装したと主張している。

OPCW英国代表部は16日、シリアとロシアが調査団の現地入りを妨害していると非難した。米国のワードOPCW代表は同日、ロシアが現地で不正工作をしている可能性があるとの懸念を表明したが、ロシアのラブロフ外相はこれを強く否定していた。

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