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国連幹部が性的暴行か、女性職員が被害告白 CNN EXCLUSIVE

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国連幹部が性的暴行か、女性職員が被害告白

(CNN) 国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局次長や国連事務次長補の要職を務めた人物から性的暴行を受けたとする国連の女性職員がCNNの独占インタビューに応じ、この時の経験を初めて公に語った。同機関のトップからは謝罪を受け入れれば昇格させるとの圧力を受けたとも証言し、自らの訴えが真剣に受け止められなかったと主張している。

女性はUNAIDSの政策アドバイザー、マーティナ・ブロストロムさん。2015年5月にタイで行われた国際会議の期間中に、同機関のルイス・ローレス事務局次長からホテルのエレベーター内で体をつかまれ、無理やりキスを迫られ、胸などを触られたと証言。ローレス氏の部屋に引っ張り込まれそうになったとも述べた。ローレス氏は証言を否定している。

ブロストロムさんはこの時の状況について、「彼に懇願していた。エレベーターから出ないように力の限りがんばった」と振り返る。

ローレス氏はCNNの取材に、14カ月に及んだ調査に全面的に協力したと説明。調査ではブロストロムさんの主張に裏付けがないとの結論が出た。ただ、ブロストロムさんは「著しい欠陥がある」と調査を批判している。

ローレス氏は今週の契約切れにともない国連を離れる。国連によれば、離職はローレス氏自身の決定。UNAIDSの報道官はCNNの取材に、適正な手続きに基づいて調査を行ったと述べ、さらなる訴えも歓迎するとしている。

CNNが入手した調査内容のコピーによると、ローレス氏は暴行を激しく否定し、ブロストロムさんが酔い過ぎの状態でローレス氏に医者と患者間の秘匿義務にかかわる内容を伝えたと示唆。さらに、ブロストロムさんが性的に振る舞う方法について語り、「あなたは私を操縦できない」とも述べたと言及。ブロストロムさんが当時の上司と恋愛関係にあるとも触れた。

この点ブロストロムさんは、当時飲酒しておらず、ローレス氏の患者になったこともなく、性的な好みについて語ったことも断じてないと否定。現在の恋愛関係については「真実から注意をそらそうとする試み」だと語り、自身に生じた問題へのサポートを上司が提供してくれた中で育まれた関係だったと説明した。

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