在イスラエル大使館、5月にエルサレムへ移設 グアテマラ

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アメリカ・イスラエル公共問題委員会で講演するグアテマラのモラレス大統領=4日、米ワシントン

アメリカ・イスラエル公共問題委員会で講演するグアテマラのモラレス大統領=4日、米ワシントン

(CNN) 中米グアテマラのモラレス大統領は4日、米首都ワシントンで行った講演で、在イスラエル大使館を今年5月にテルアビブからエルサレムへ移設すると発表した。移設は米大使館がイスラエルに移った2日後に行う。

モラレス大統領は講演の中で、「エルサレムをイスラエルの首都と認定する」と宣言。「今年5月にイスラエルの建国70周年を記念して、私の指示の下、米国が大使館を移設した2日後に、グアテマラ大使館をエルサレムに戻す」とした。

米国のトランプ大統領が昨年12月にエルサレムをイスラエルの首都と宣言して以来、大使館のエルサレム移設を発表した国はグアテマラが初めて。

モラレス大統領は、トランプ大統領が「勇気ある」決断を行ったと賞賛、トランプ大統領が先頭に立って、グアテマラが正しい行動を取るよう促したと語った。

モラレス大統領によると、グアテマラは1947年、イスラエル国家の建設についていち早く支持を表明し、59年には初めてエルサレムに大使館を開設した。

しかし1980年に国連安全保障理事会でエルサレムから大使館を移設するよう求める決議が採択されたことを受け、グアテマラ大使館はテルアビブに移っていた。

「先陣を切ることも重要だが、正しい行動をすることはもっと重要だ」とモラレス大統領は強調。「従って、私はグアテマラ大統領として、グアテマラ大使館をエルサレムに戻すことにした」としている。

グアテマラは、トランプ大統領の決定を非難する国連の決議案に反対した数少ない国の1つだった。イスラエルのネタニヤフ首相は、他国もいずれ大使館を移設するだろうと予想しており、モラレス大統領も「多くの国が我々の後に続くと確信している」と語った。

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