ブルキナファソ首都で軍本部と仏大使館襲撃、7人死亡

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ブルキナファソ首都で軍本部と仏大使館襲撃

(CNN) アフリカ西部ブルキナファソの首都ワガドゥグで2日、陸軍本部とフランス大使館に対する襲撃があり、同国通信相によると、少なくとも7人が死亡した。また、襲撃犯6人が「無力化」されたとしている。

襲撃に関与した勢力は現時点では不明。サハラ砂漠南縁部サヘル地域のフランス特使はツイッターで「テロ攻撃」に言及し、市中心部を避けるよう人々に促した。

ダンジヌ通信相はCNNの取材に、軍本部に対する襲撃では爆発装置が使用されたと説明。少なくとも5人が死亡、襲撃犯2人が「無力化」されたと明らかにした。またフランス大使館では、ブルキナファソの治安要員2人が死亡、襲撃犯4人が「無力化」されたとしている。

ダンジヌ氏はそのうえで、死者数は変動する可能性があると注意を促した。

フランス国防省の報道官はCNNに、大使館では事態は収拾していると明らかにした。フランス大使館は先に、大使館と約1.6キロ離れたフランスの文化団体の施設で襲撃が進行中だと述べていた。

ブルキナファソの首相府はフェイスブックで、攻撃による影響は受けていないと述べた。現地のフリージャーナリストによると、陸軍本部の襲撃犯は陸軍の軍服を着ていたという。

サヘル地域では2014年、イスラム教聖戦主義勢力の活動に対抗するための軍事作戦が始まった。その一環としてブルキナファソにはフランス軍が駐留している。西側諸国は国際テロ組織アルカイダとの戦いで、同国を重要な協力国と位置付けている。

ワガドゥグでは昨年、武装集団がレストランを襲撃する事件があり、襲撃犯2人を含む少なくとも18人が死亡。16年には、欧米の外交官に人気のカフェやホテルが襲撃され、29人が死亡した。後者の事件に関しては、アルカイダ系の武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」が犯行声明を出していた。

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