ナイジェリアのラッサ熱、未曾有の大流行 医療従事者も感染

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ネズミを介してウイルスが拡散するラッサ熱が、ナイジェリアで猛威を振るっている

ネズミを介してウイルスが拡散するラッサ熱が、ナイジェリアで猛威を振るっている

ナイジェリア・ラゴス(CNN) 西アフリカのナイジェリアが、過去最悪のラッサ熱流行に見舞われている。世界保健機関(WHO)によると、これまでに確認された死者は72人、感染者は317人に上った。

さらに764人に感染の疑いがあり、患者との接触が確認された2845人は感染の危険があるとして経過観察を受けている。

ラッサ熱に感染した患者の死亡率は平均で1%、入院患者の場合は15%。しかしナイジェリア疾病対策センターによれば、2月25日の時点で死亡率は22%だった。

ナイジェリアではラッサ熱の流行が繰り返されているが、WHOによれば、今回ほど流行が広がったのは初めてだという。

ナイジェリア疾病対策センターは2月28日、今回の事態を「未曽有の大流行」と位置付け、今年1月の発生以来、18州に感染が拡大していることを明らかにした。

ラッサ熱に感染すると、発熱や、目や鼻など体のさまざまな部位からの出血などの症状が出る。

ウイルスはネズミを介して拡散し、通常は人から人への感染率は低い。しかしナイジェリアの病院では今年に入って医療従事者14人が感染し、うち4人が8週間以内に死亡した。

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