イスラエルがガザ空爆、少年2人死亡 境界での爆発に報復

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遺族が葬儀で少年2人の死を悼む様子=18日

遺族が葬儀で少年2人の死を悼む様子=18日

エルサレム(CNN) イスラエル軍は19日までに、パレスチナ自治区ガザ一帯を標的とした空爆並びに戦車による攻撃を実施し、当局と地元メディアによるとパレスチナ人の17歳の少年2人が死亡した。

これより前、ガザとイスラエルの境界で爆発が発生し、イスラエル軍の兵士4人が負傷していた。一連の事態は2014年のガザでの紛争以来、イスラエルとパレスチナの間で起きた衝突の中で最も深刻な部類に入る。

イスラエル軍は17日夜に行った攻撃について、ガザを実効支配する武装組織ハマスの施設18カ所を標的にしたと説明。イスラエル側が「テロトンネル」と呼ぶガザ南部のトンネルもそのうちの1つだとしている。

これらの攻撃は、同日発生した爆発によりイスラエル軍兵士4人が負傷したことへの報復として実施された。このうち2人は重体だという。現時点で誰が爆発を実行したかは明らかになっていないが、イスラエル軍は声明でハマスに責任があるとの見解を示している。

イスラエル軍の報道官がCNNに語ったところによると、兵士4人は16日のデモの際に境界に立てられたパレスチナの旗を調べるため、徒歩で現場へ入ったという。

イスラエルとパレスチナの敵対心はこの数カ月で悪化。ガザの境界では大規模デモが起きたほか、ロケット弾の発射に対しイスラエル側が報復する事態も起きていた。

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