カナダ、国歌の歌詞変更 性別問わない内容に

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カナダ国歌の歌詞が、性別を問わない内容に一部変更される見通しとなった

カナダ国歌の歌詞が、性別を問わない内容に一部変更される見通しとなった

(CNN) カナダ国歌「オー・カナダ」の歌詞を一部変更して性別を問わない内容にする法案が、このほどカナダ上院を通過した。

変更されるのは、「True patriot love in all thy sons command(汝の息子すべてに流れる真の愛国心)」という歌詞の一節。「in all thy sons command」の部分が「in all of us command(われわれのすべて)」に改訂される。

法案が成立するためにはカナダ総督の承認を得る必要がある。

カナダのトルドー首相は法案通過を「両性の平等に向けてさらに1歩前進した」と評価。作家のマーガレット・アトウッド氏などの著名人も歓迎の意向を表明した。

同法案は2016年に下院を通過していたが、上院では保守党の一部議員の抵抗に遭い、審議に1年半を費やした。

法案通過後も保守党議員らは、「恥ずべき反民主主義的行為だ」「我々の国歌をリベラルが変えてしまったことに失望した。変えてはいけないものもある」といった不満の声を漏らしている。

「私はオー・カナダの歌い方を変えない」と宣言するユーザーもいた。

オー・カナダは1980年にカナダの国歌になった。以来、歌詞の変更は何度か提案されているが、そうした提案が通ったのは今回が初めて。

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