深刻な水不足のケープタウン、衛星写真で枯渇歴然

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ケープタウンを襲った記録的な大規模干ばつの影響を示す衛星画像が公開された

ケープタウンを襲った記録的な大規模干ばつの影響を示す衛星画像が公開された

(CNN) 南アフリカ第2の都市ケープタウンが直面する深刻な水不足の問題で、同市の水がめとなっている貯水池の水位が極端に低下し続けている様子などが衛星写真でわかった。

衛星画像などを手掛ける企業「planet.com」がCNNに時系列などに撮影した画像を提供した。同市では最大規模の「ジーウォータークルーフ・ダム」は今週、貯水能力の13%しか水をたたえておらず、先週からは1%減の水準となった。

同ダムの貯水能力は1260億ガロン(約4億7700万キロリットル)で、同市周辺のダムの全貯水量のうち53%を占める。

一方、米航空宇宙局(NASA)も、ケープタウン周辺地域では過去1世紀で最悪とされる大規模な干ばつが近辺の植生環境や湖、池に与えている被害状況を示す衛星画像を公表。写真の緑は植生、青は湖だが、共に縮小しているのがわかる。2つの色は異なる地形などを示すためNASAが様々な波長を使って創出したもの。

同市の水不足の背景には干ばつの他、住民人口の増加や気候変動が絡む。事態が好転しない限り、今年4月12日には蛇口から水が出なくなり、住民約400万人が不便な生活を強いられる見通し。市は市民の水利用を1日当たり50リットルに制限する措置を2月1日から開始する。

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