サウジ王子ら一斉逮捕の汚職事件、損失推計11兆円

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サウジの王族、その素顔とは

ドバイ(CNNMoney) サウジアラビアの王子や政府高官が汚職にかかわった疑いで逮捕された事件で、同国司法長官は9日、腐敗による損失額は1000億ドル(約11兆円)に上るとする推計を明らかにした。

これまでの捜査では208人から事情を聴き、うち8人が罪を問われることなく釈放されたとしている。

司法長官は「3年がかりの捜査の結果、数十年に及ぶ組織的な汚職や横領を通じて少なくとも推計1000億ドルが不正に使われていたことが分かった」と述べ、「この不正行為を裏付ける極めて有力な証拠」があるとした。

サウジ当局は4日、数十人の王子や実業家、政府高官などを一斉に摘発した。逮捕者の中には富豪の実業家アルワリード・ビン・タラル王子らが含まれる。

サウジ中央銀行は、捜査対象者の個人口座を凍結。アラブ首長国連邦の当局は銀行に対し、サウジの王族や政府高官ら19人の保有資産に関する情報を提供するよう求めたと報じられている。

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