リッツカールトンが王族の「留置所」に? 王子ら逮捕のサウジ

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サウジの王族、その素顔とは

ドバイ(CNNMoney) サウジアラビアの王子や政府高官少なくとも17人が汚職にかかわった疑いで逮捕された件に関連して、首都リヤドにある高級ホテル、リッツカールトンが王族のための「留置所」として使われている様子だ。

王子など17人は、サルマン国王の命令で4日に逮捕された。ロイター通信や米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、逮捕者のうち少なくとも数人は、リッツカールトンで勾留されているという。同ホテルを展開するマリオットは5日の声明で、「状況を調査中」と述べていた。

しかし異例の事態をうかがわせる形跡は豊富にある。予約サイトによれば、リヤドのリッツカールトンは全492室が11月末まで満室状態。同ホテルは6日、12月1日から予約受け付けを再開すると説明した。

ソーシャルメディアでは、同ホテルの利用客が4日ごろから締め出されたといううわさが飛び交っている。ホテルとの通信手段も断たれ、公式サイトには6日、「予期せぬ状況のため、当ホテルのインターネットおよび電話回線は、今後の告知があるまでつながらなくなっています」という説明が掲載された。

今回の事件では、富豪の実業家アルワリード・ビン・タラル王子や王立裁判所の元長官、サウジのメディア王と呼ばれる人物などが逮捕されている。

リヤドのリッツカールトンは、高級スパや高級レストラン、広大な庭園などの設備がある。米国のトランプ大統領が5月に宿泊したほか、10月にはムハンマド・サルマン皇太子の主催で大規模な投資家会議が開かれ、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事やソフトバンクの孫正義最高経営責任者(CEO)などが出席していた。

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