ケニアのやり直し大統領選、ケニヤッタ氏が再び勝利

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やり直しとなったケニアの大統領選を制したケニヤッタ氏

やり直しとなったケニアの大統領選を制したケニヤッタ氏

(CNN) ケニアの選挙管理委員会は30日、8月に行った大統領選のやり直し投票の結果、現職のケニヤッタ大統領(56)が勝利したと発表した。主要な野党候補のオディンガ元首相(72)が選挙をボイコットするなか、得票率は98.25%に上った。

ケニア最高裁は先月、8月8日に行われた大統領選について、選挙結果が電子的に操作されていたとするオディンガ氏の主張を受け、ケニヤッタ氏の勝利を無効とする異例の措置を取っていた。

やり直し投票は今月26日に実施されたが、オディンガ氏の地盤である西部キスムでは野党支持者と警察が衝突し、銃による傷で1人が死亡するなどしていた。

オディンガ氏は今月、選管が改革を実行していないとして選挙戦への参加を取りやめていた。やり直し投票での同氏の得票率は0.96%だった。

抗議行動の影響から、複数の選挙区では投票の中止を余儀なくされた。ケニアの登録有権者は1960万人だが、選管の最終集計に基づく投票率は38%にとどまった。

ケニア情報省はCNNに対し、野党側は今後7日以内であれば結果を不服として法的な異議申し立てを行うことができると説明。これを受け裁判所は、14日以内に訴えを認めるかどうかを判断するという。

オディンガ氏は27日にCNNの取材に答え、低い投票率はケニヤッタ氏とその政権に対する「不信任投票」に他ならないと主張。野党として、あらゆる法的手段を追求することで今後も政府に圧力をかけていく意向を示した。

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